【アイルトンセナクイズ#2】戦場で散った音速の貴公子。

ポールポジションを獲得するというのは予選を一位のタイムで通過するということになります。アイルトンセナは生涯で65回ものポールポジションを獲得しました。これは当時の歴代一位の記録です。

アイルトンセナがポールポジションを65回獲得して歴代一位の称号を得る前は、ジム・クラークの33回が最高記録でした。アイルトンセナは前回の記録の実に2倍の獲得数を誇ることになるのです。

アイルトンセナはマクラーレン・ホンダを愛用していたことから日本に近しい存在として認識されています。当時、マクラーレンが週刊少年ジャンプのスポンサーとなっており、10号以上に渡って連載が行われました。

アイルトンセナはタモリが司会を務めるバラエティ番組「笑っていいとも」に出演したことがあります。この時、アイルトンセナが出演するという情報が広まり、スタジオアルタ前は騒然となったという逸話も残っています。

アイルトンセナはブラジルのサンパウロ出身ですが、コーヒーが苦手だったそうです。ブラジルはコーヒーの生産量世界第一位を誇る国であり、当然国民も慣れ親しんでいる飲み物ですが、セナは「ブラジル人ながらコーヒーが苦手なのは僕くらいかもしれない」というコメントも残しています。

アイルトンセナは1991年、最初のグランプリを制すると、そのまま16戦7勝という成績を収め、ランキングトップを譲ることなくシーズンチャンピオンを獲得しました。

アイルトンセナは1984年にF1デビューを飾ると、初年度からモナコGP2位、イギリスGP3位、ポルトガルGP3位など華々しい成績を収めることになります。その一方で、サンマリノGPでは生涯で唯一となる予選落ちを経験することになるのでした。

1990年シーズンの幕開けであるアメリカGPでは予選でのトラブルにより、セナは決勝で出遅れることになります。しかし、その決勝で驚異的な追い上げを見せ、トップを走っていたジャン・アレジを最後の最後で抜き去り、劇的な勝利をあげることになるのでした。

アイルトンセナの愛称「音速の貴公子」は日本のアナウンサー古舘伊知郎が実況中継で使用したことにより広まりました。セナはそのほかにも「Genius（天才）」、「マジック・セナ」、「ハリー」などの愛称があります。

アイルトンセナは1980年に幼馴染のリリアンと結婚しました。当時20歳での結婚でしたが、その後の生活スタイルについての意見が食い違い、わずか2年で離婚することになります。2人の間に子供はいませんでした。