【アイルトンセナクイズ#1】戦場で散った音速の貴公子。

アイルトンセナはF1で活躍した名レーサーです。その数々の業績から、「音速の貴公子」と呼ばれていました。

アイルトンセナはブラジルのサンパウロ州サンパウロで生まれています。

アイルトンセナは幼少期からモータースポーツに興味を持つようになり、13歳にしてカートレースに出場した経験を持ちます。当時は年上が多かったのですが、その中でも才能を発揮し、上位に食い込む活躍を見せました。

アイルトンセナの通算勝利数は41勝で、この記録は当時歴代2位の記録でした。現在でも上位に位置しています。アイルトンセナは1990年代にレース中の事故により帰らぬ人となってしまったため、現役の期間が短いですが、それでも勝利数は歴代上位に食い込むような活躍を見せていたのです。

アイルトンセナはモナコGPで前人未到の5連勝を成し遂げています。この記録は現在でも破られていません。1987年にモナコGP初優勝を飾ると、1989年から1993年までの5年間で5連勝を成し遂げることとなるのでした。

アイルトンセナとアラン・プロストは生涯を通じてのライバル関係でした。何度もシリーズのチャンピオン争いを繰り広げ、1988年はセナ、1989年はプロスト、1990年はセナ、1991年もセナ、1993年はプロストがチャンピオンを取るという手に汗を握るようなデッドヒートを演じたのでした。

アイルトンセナは1983年にF3選手権へ出場し、1984年からF1へ参戦するようになりました。そして、初優勝を飾ったのは1985年のポルトガルGPでのことでした。

アイルトンセナは1988年からマクラーレン・ホンダに所属し、レーシングカーもホンダのマクラーレンに乗っていました。

マクラーレン・ホンダには当時アイルトンセナの他に、アランプロストも在籍しており、この2人をはじめとしてレースの上位を独占するようになったのです。1988年には16戦あるグランプリのうち、マクラーレン・ホンダが15勝を獲得するという快挙を成し遂げました。

アイルトンセナは1994年に行われたシリーズ第3戦、サンマリノGPでレース事故を起こして帰らぬ人となってしまいます。予選でポールポジションを獲得したセナは決勝でもトップをひた走りますが、途中でバランスを崩して、時速300kmのスピードを出したままコースの壁へと激突してしまうのでした。