アメリカ大統領歴代45人を一覧で紹介！実績や任期、覚え方まで解説 - 5ページ目 (10ページ中)

エイブラハム・リンカーンは、共和党初の大統領であり、「奴隷解放の父」として知られる第16代大統領です。彼は有名なゲティスバーグ演説で民主主義の基礎を主張し、南北戦争に勝利してアメリカ南部を中心に拡大していた奴隷制度を廃止しました。

しかし、南北戦争終結後、彼は南部の支持者によって殺害されてしまいます。この事件により、リンカーン大統領はアメリカ史において初めての暗殺された大統領となりました。

アンドリュー・ジョンソンは、リンカーン政権の副大統領であり、暗殺事件後に大統領へ昇格しました。第17代大統領となった彼は、南北戦争の影響により起きた国内問題の解決に尽力します。

しかし、南部派に対して寛容な政策を展開したことにより、共和党急進派との関係が悪化していきました。その後、政敵を罷免したことが原因で、彼は弾劾裁判にかけられてしまいます。最終的には、賛成へ1票足りず、弾劾は成立しませんでした。

ユリシーズ・シンプソン・グラントは、軍人として輝かしい経歴を持つ、陸軍士官出身の第18代大統領です。南北戦争の際、彼は将軍としてリンカーン大統領と共に北軍のために戦いました。

しかし、彼は汚職や不正行為、スキャンダルなどの問題が多い大統領でした。また、先住民政策も上手くいかず、余計な対立を生んでいきます。その結果、彼の支持率は急速に落ちていくことになります。

ラザフォード・バーチャード・ヘイズは、南北戦争で発生した国内の分断を和解によって立ち直らせようと奮闘した第19代大統領です。しかし、彼の在任中に南北が和解することはできませんでした。

その上、彼が南部から軍隊を撤退させたことにより、南部ではかつて黒人奴隷を使役していた白人支配層が再び権力を掌握するようになってしまいます。その結果、黒人への人種差別も再び始まってしまいました。

ジェームズ・エイブラハム・ガーフィールドは、下院議員として初めて大統領選に当選し、第20代大統領となりました。しかし、就任してから4か月後に銃撃されてしまい、2か月後には死去してしまいます。

そのため、彼は大統領として目立った功績を残すことはできませんでした。しかし、彼の子孫であるリチャード・ガーフィールドは「マジック:ザ・ギャザリング」や「デュエル・マスターズ」を生み出した世界的に有名なゲームデザイナーとなっています。

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