世界&日本で起きた無差別・大量殺人ランキングTOP40

世界で起きた無差別・大量殺人ランキングTOP20

20位:慶尚南道宜寧郡事件-1982年

禹範坤(ウ・ポムゴン)
出典:殺人博物館

慶尚南道宜寧郡事件は、1982年4月26日深夜から翌日未明にかけて、韓国の慶尚南道・宜寧郡の4つの集落で57人が死亡し、35人が重軽傷を負った大量殺人事件です。

犯人の禹範坤(ウ・ポムゴン)は警察官で、宜寧郡に定住したばかりでした。事件当日、同棲していた女性に腹を立てた禹は、警察署の武器庫から銃と手榴弾を持ち出して、次々に人々を襲ったのです。最終的に禹は人質とともに手榴弾で自殺しました。

現職警察官による大量殺人への国民の非難を恐れ、事件直後に内務部(日本の総務省と警察庁に相当する)長官が辞任、後任には後に大統領になる盧泰愚(ノ・テウ)が就任しました。

19位:ラスベガス・ストリップ銃乱射事件-2017年

凄惨な事件現場
出典:時事ドットコム

ラスベガス・ストリップ銃乱射事件は、2017年10月1日にアメリカのラスベガスで発生した銃乱射による大量殺人事件です。この事件で61人が亡くなり、867人が負傷しています。

犯人のスティーブン・パドックはホテルの32階から階下のミュージック・フェスティバル会場に向けて1049発を発砲しました。ホテルの部屋から発見された銃は非常に早いスピードで連射できるもので、使いやすく改造されたものもありました。

また、多くの人間を殺害するためにどこを狙うべきかを綿密に計算したメモも見つかっていますが、彼の動機は今も謎のままです。

18位:イラク航空 163便墜落事故-1986年

墜落したB737-270C/YI-AGJ
出典:Wikipedia

イラク航空163便墜落事故は、1986年12月25日にボーイング737-270Cで起きたハイジャックです、犯人の1人は、レバノン国民のリバル・ハリル・ジャルルという人物で、他に3人が犯行に加わっています。

警備員はハイジャッカーを止めようとするものの、犯人は客室内で手榴弾を爆発させます。更に別の手榴弾がコックピットで爆発し、航空機はサウジアラビアの砂漠に墜落します。乗員乗客106人中、63人が死亡する大惨事となりました。

事件後に、イスラム聖戦機構が責任の主張をしていますが、目的などは不明ですが。イランはハイジャックの背景にイラクがいると、激しく非難をしました。

17位:エア・ベトナム706便ハイジャック事件-1974年

同型機のボーイング727
出典:Wikipedia

エア・ベトナム706便ハイジャック事件は、1974年9月15日に航空会社のエア・ベトナム所属の飛行機が、手榴弾を持った男にハイジャックされた事件です。飛行機は高度1000フィートから地上に墜落し、乗員8名と乗客67名全員が死亡しました。

犯人も死亡した為、犯行動機や事件の全貌は不明です。犯人は、北ベトナムの首都ハノイに飛行する事を要求したものの、機長がその要求を拒んだ為、犯人が手榴弾を操縦室で爆発させたと推測されています。

16位:ノルウェー連続テロ事件-2011年

犯人のアンネシュ・ベーリング・ブレイビクは現在も勾留中
出典:Wikipedia

2011年7月22日にノルウェーの首都オスロとウトヤ島で発生した連続テロ事件です。オスロでは首相府、法務省、警察省の庁舎が爆破され、ウトヤ島では銃乱射事件が発生し、77人の命が奪われました。

この事件を起こしたのは当時32歳だったアンネシュ・ベーリング・ブレイビクで、彼は極右思想を持つキリスト教原理主義者でした。移民労働者に対して苛立ちを見せることがあり、移民の受け入れを推進した首相も暗殺しようとしていたということです。

生活への不満が積み重なって、彼を犯行に駆り立てたのでしょうか?

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