日本で実際にあった怖い事件ランキングTOP40

15位:帝銀事件-1948年

凄惨な事件現場
出店:Wikipedia

帝銀事件は、1948年1月26日に東京都豊島区の帝銀銀行椎名町支店で、1人の男が行員ら12人を毒殺して現金と小切手を奪った銀行強盗殺人事件です。警察は、画家の平沢貞通という人物を逮捕し、強引な取り調べを経て平沢は罪を認めました。

平沢は公判で無実を主張したものの、1955年に死刑が確定します。そのため、1987年に95歳で亡くなるまで、刑務所にいたのです。事件が起きた頃の日本はGHQの占領下にあり、帝銀事件の捜査にはGHQの介入もあったとされます。

帝銀事件の犯人は、当初はプロと判断され、警察は日本の戦前の機密部隊・731部隊の関係者を洗っていました。ただ、GHQは731部隊の機密情報を独占するために、捜査関係者に圧力をかけたともされます。もちろん真実かどうかは不明です。

帝銀事件は、今でも様々な憶測が囁かれており、全貌はわかっていません。平沢が獄死するまで無実を訴え続けていることから。、冤罪の可能性が極めて高いといえます。帝銀事件は凶悪な事件であると共に、タブーな事件でもあるのです。

14位:寿産院事件-1948年

寿産院事件で被害に遭った母子の様子
出典:Wikipedia

寿産院事件は、1948年1月に発覚した乳幼児の大量殺人事件です。当時、新宿にあった寿産院では乳幼児の凍死や餓死が相次いでいました。ミカン箱に入った乳幼児の遺体を運ぶ葬儀屋への事情聴取を機に事件が発覚。犠牲者は、85人から169人の間とされていますが確定はしていません。

寿産院を経営していたのは、産婆経験のある石川ミユキ(当時51歳)と、夫の猛(当時53歳)です。彼らは、1944年から1948年の間に新聞広告等で多く乳幼児を集めました。それは、親から貰う養育費や都から支給される補助金・配給品を着服・横流しするためです。

護送される被疑者
出典:Wikipedia

当時、太平洋戦争や戦後直後の混乱を背景としたベビーブームの中では、子育てが困難な親はたくさんいました。石川夫妻は、そんな親に救いを差し伸べるフリをしたのです。石川夫妻の殺人罪は、証拠不十分として無罪。結果的に、ミユキは懲役4年、猛は懲役2年と軽いものでした。

現在、寿産院のあった場所は空地になっています。乳幼児の遺体は、現場近くの宗円寺に土葬され、後に無縁塔に移され合葬されました。子供たちの未来を奪う行為は決して許されることではありません。

13位:附属池田小事件-2001年

事件のあった大阪教育大学附属池田小学校
出典:Wikipedia

大阪教育大附属池田小児童殺傷事件は、2001年6月8日に池田小学校で発生した無差別殺傷事件です。犯人の宅間守は白昼堂々、小学校に侵入し、もっていた凶器で次々と児童・教師を殺傷。小学1〜2年生8名が殺害され、教師含め15名が怪我をしたのです。

犯人の宅間守
出典:AERAdot.

宅間は、過去に15回もの逮捕歴がある極めて危険な人物で、池田小学校に侵入して事件を起こしたのは、「自分を捨てた元妻を後悔させるため」という短絡的なものでした。公判中も、謝罪の言葉を述べることはなく、2004年9月14日に死刑が執行されています。

この事件をきっかけに、各地の学校では放課後には生徒を残さず下校させる、侵入者があればただちに警察に通報するなどのマニュアルが作成されました。幼い命が大量に奪われたこの事件は、学校という施設の安全性を社会に投げかけたのです。

12位:秋葉原通り魔事件-2008年

秋葉原の犯行が行われた通り
出典:Wikipedia

秋葉原通り魔事件は、2008年6月8日に秋葉原の歩行者天国で起こった無差別殺人事件です。犯人の加藤智大は、大型トラックで歩行者天国に侵入し、青信号を横断中の5人の歩行者を撥ねました。車を降りた加藤は、被害者の救護にあたる通行人ら17人を殺傷しています。

犯人の加藤智大
出典:アノ人の現在

逃走を図った加藤ですが、間もなく秋葉原交番の警官に取り押さえられました。発生から逮捕は十数分の出来事だったといいます。加藤の凶行で7人が死亡し、10人が重軽傷を負いました。

加藤は、母親のスパルタ教育の影響で周囲と馴染めずに育ち、ネットの掲示板が生きがいの人間でした。彼が事件を起こしたのは、ネットに現れた「荒らし」に対する抗議の手段だったのです。事件直前まで、掲示板には犯行を仄めかす加藤の書き込みがありました。

ただ、表向きの殺害動機はネットがらみとされていますが、「若者の労働環境の悪化」も問題視された事件となりました。加藤は2015年に死刑が確定、現在東京拘置所に服役しています。

11位:座間9人殺害事件 -2017年

事件を起こした白石隆浩
出典:Sankei.com

2017年10月30日、神奈川県座間市のアパートで、若い女性8人、男性1人の解体された遺体が見つかりました。犯人はアパートに住む白石隆浩で、自殺願望のある女性をTwitterでおびき寄せて殺害。証拠隠滅の為に遺体を解体していたのです。

白石は、Twitterで「首吊り士」という名を語り、自殺志願者に自殺を仄めかしたり積極的にコンタクトをとっていました。後に白石は「金銭・性的暴行目的」で彼女達をおびき寄せた事を自供しています。

裁判を経て、白石は2021年1月に死刑が確定しました。彼は勾留先でメディアの取材を受けた時には、金銭の要求や詳細に犯行を語る等、まるで反省する様子はなかったのです。

SNSを使った大規模な犯罪は国内外に衝撃を与えました。Twitter社の運営法人は「自殺、自傷行為をほのめかす投稿を発見した場合、助長や扇動を禁じる」と運用ルールを追加。違反があればツイートの削除やアカウントの凍結が行われる事となりました。

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9 COMMENTS

カラフルピーチ教信仰者

なんでこんな怖いものを書こうとしたのかよくわからないんすけど?

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