日本で実際にあった怖い事件ランキングTOP40

10位:尼崎事件 – 1987年〜2012年

角田美代子にまつわる複雑な相関図
出典:産経ニュース

尼崎連続変死事件は、1987年に起きた女性の失踪事件に端を発して発生した、複数の不審死や失踪事件の総称です。主犯の角田美代子は、複数の家を乗っ取りその過程でその家庭の人々を洗脳。角田の指示で多くの人達が殺人に加担していきました。

被害者そして加害者の多くは、角田と血縁を結ばされた人間ばかりでした。角田による奇妙な共同生活・親戚関係を強いられ、洗脳されていったものと思われます。事件の経過は非常に複雑で、1つの記事が出来るほどです。

主犯である角田は逮捕されたものの、2012年12月に留置所で自殺しているのがみつかり、真相は闇の中へと葬られました。この一連の事件で亡くなった人数は、わかっているだけで8名、逮捕されたのは自殺した角田を含め11名におよびます。

9位:相模原障害者施設殺傷事件-2016年

犯人の植松聖死刑囚、現在も考えを改めていないという
出典:JapaneseClass.jp

相模原障害者施設殺傷事件は、2016年7月26日に神奈川県相模原市にある知的障害者福祉施設・やまゆり園で発生した連続殺人事件です。入居者19名が刃物で刺殺され、入所者・職員合わせて26名が重軽傷を負いました。

犯人は、元職員の植松聖で「重度の障がい者は安楽死した方が良い」と周囲に主張する等、極めて危険な思想を持っていました。植松は、深夜にやまゆり園に侵入し、職員を結束バンドで拘束。ベッドに寝ている入居者を次々と刺していったといいます。

植松は、逮捕後も考えを改めておらず、遺族に対する謝罪も反省の意を伝えたこともないそうです。事件当初、植松は「自己パーソナリティー障害」と診断されましたが、責任能力があると判断され2020年に死刑判決が確定しました。

殺害人数19名と、第二次世界大戦後の日本で発生した殺人事件の中で人数が最も多く、日本社会に大きな衝撃を与えた事件となっています。

8位:女子高生コンクリート詰め殺人事件 -1989年

事件の犯人たち
出典:ギリギリバサラ

女子高生コンクリート詰め殺人事件は、1989年1月に東京湾の埋め立て地からコンクリート詰めにされた女子高生の遺体が見つかったことで発覚した事件です。この事件で逮捕されたのはいずれも、当時の少年法が適用される16〜18歳の少年4人でした。

女子高生は、前年の11月に誘拐されたのち、強姦され暴行を繰り返されていました。女子高生が抵抗しようとすると激しいリンチでねじ伏せ、最後は栄養失調もあいまって死亡したのです。

遺体の処理に困った少年たちは、ドラム缶に女子高生の遺体を詰め、コンクリートで固めて東京湾の埋立地に遺棄したのでした。

この事件は、当時の少年法改正への世論を強めた事件としても知られています。結局、主犯格の4人には刑法が適用され、最大で懲役20年の実刑判決が言い渡されました。

ちなみに主犯の4人のうち3人は、振り込め詐欺、拉致監禁傷害事件、殺人未遂容疑で釈放後に逮捕されています。出所後に仕事や社会に適応できずに再度犯罪に手を染める元少年も多く、「更生」というものに成果があるのか、考えていく必要があるでしょう。

7位:大口病院連続点滴中毒死事件-2016年

犯人の久保木愛弓
出典:徒然草

2016年7月から9月にかけて、横浜市神奈川区の大口病院で48人もの患者が亡くなる事態が起きました。9月に判明した入院患者の容体が急変した時、看護師が偶然にヂアミトールの点滴混入に気づきます。そこから事件が発覚したのです。

ヂアミトールは、病院の各所に置いてあり、犯人の特定は難航を極めました。2018年6月末に、「久保木愛弓」という当時病院で働いていた看護師が逮捕されました。犯行の動機は、「自分の勤務時間に患者が死なれると患者への説明が面倒」という身勝手なもの。

病院では、看護師同士のトラブルも多発しており、日々のストレスが犯行に繋がったとされます。久保木は、「20人くらいにヂアミトールを混入させた」と供述したものの、起訴されたのは患者3人と5人分の殺人予備罪でした。結果として、2021年11月に久保木に無期懲役の判決が下ります。

事件後に、「第三者委員会」が発足しました。この時に、「不審死が相次いでも病院から市への報告義務がない事」や「市から病院への検査・指導権限がない事」が問題視されます。一連の問題点に対し、法整備が必要な段階にあるのかもしれません。

6位:京都アニメーション放火殺人事件-2019年

犯人の青葉真司
出典:なにちゃん通信

京都アニメーション放火殺人事件は、2019年7月18日に京都市伏見区で発生した放火殺人事件です。アニメ制作会社・京都アニメーションに男が侵入し、ガソリンを撒いて放火。スタジオは全焼し、36人が死亡。33人が重軽傷を負いました。

犯人の青葉真司は、過去に強盗事件を起こしていた他、騒音等で地域住民と度々トラブルになっていました。放火をしたのも、「(京アニに投稿した)小説をパクられた」という身勝手なもの。彼もまた重度の火傷を負い、一時は命も危険もあったのです。

結果的に、青葉は一命を取り留めたものの裁判を受けられる状態ではなく、2022年2月時点で初公判の時期は未定。罪人への治療は、世論に大きな疑問を投げかけました。
なお、2021年にはこの事件を模倣した「大阪市北新地ビル火災」が起きています。事件の余波はまだ続いていると言えるのです。

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9 COMMENTS

カラフルピーチ教信仰者

なんでこんな怖いものを書こうとしたのかよくわからないんすけど?

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