世界に誇れる日本人・偉人ランキングTOP25

10位:村上春樹 – 平成時代

村上春樹
出典:Wikipedia

村上春樹は、昭和時代から現代にかけて活躍している人物です。1987年に発表した『ノルウェイの森』が上下巻1000万部を超えるベストセラーとなり、村上春樹ブームが起こりました。

村上の作品は、村上自身が米国文学に精通していることから、翻訳時に日本語特有の主語の曖昧さがないシンプルな日本語になることが特徴です。さらに、村上春樹の作品のテーマは、世界でも理解されやすい愛と死。そのため、日本のみならず海外からも、評価が非常に高いです。

2006年には、チェコの文学賞であるフランツ・カフカ賞を受賞しました。数々の賞を受賞していることから、村上はノーベル文学賞に最も近い日本の作家として挙げられています。

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9位:新渡戸稲造 – 明治時代

新渡戸稲造
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新渡戸稲造は、明治時代から大正時代にかけて活躍した人物です。5千円札の顔として有名で、1984年から2007年まで用いられました。稲造の代表作品は『武士道』。

日本の武士道を欧米に紹介するために執筆したため、本文は全て英語です。1900年にニューヨークで刊行されると次第に各国語に翻訳され、ベストセラーとなりました。『武士道』に感銘を受けた人物には、第26代大統領を務めたセオドア・ルーズベルトがあげられます。

ちなみに、稲造の生誕地の盛岡市と死没地のカナダの州都・ビクトリア市は、稲造の所縁の地ということで姉妹都市となっています。

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8位:葛飾北斎 – 江戸時代

葛飾北斎は、江戸時代に活躍した人物です。北斎は代表作『神奈川沖浪裏』や『富嶽三十六景』。それらの浮世絵からわかるように、北斎は見たままの自然を目に訴えかける作品を多く残しました。

当時の日本では評価は低いものでしたが、海外では大絶賛を受けました。

北斎の浮世絵は、ゴッホモネといった有名画家に大きな影響を与えています。その影響は、19世紀後半のパリから起きたジャポニスムの源にもなりました。

ちなみに、ジャポニスムとは万国博覧会時における日本の芸術品の高評価を受け、海外でその手法や技術を真似たムーブメントです。

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7位:宮本武蔵 – 江戸時代

宮本武蔵
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宮本武蔵は、江戸時代に活躍した人物です。剣術家として知られ、二刀流の剣術・二天一流の開祖。また、佐々木小次郎との巌流島の戦いは知名度が高く、映画や小説、漫画といったメディアで武蔵の活躍が見られます。

そんな武蔵の中で特に有名なものは、『五輪書』ではないでしょうか。『五輪書』は本来兵法書でありました。

しかし、現代ではビジネス本としてアメリカを始めとした世界で読まれています。『五輪書』には現代でも役に立つ知識や心得が記載されていました。

そのため、ハーバード・ビジネス・スクールで経営学の教材として使われた実績があります。

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6位:人見絹枝(ひとみ-きぬえ) – 昭和時代

人見絹枝
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人見絹枝は、明治時代から昭和時代に活躍した人物です。人見は、日本人女性初のオリンピックメダリストとして名を残しました。

1928年のアムステルダムオリンピックにて、800メートル決勝を2着で完走。金メダルは逃しましたが、銀メダルを獲得しました。

その後は、度重なる大会と大会での不調を新聞や手紙で叩かれたことで肉体的にも精神的にも追い込まれます。そして、アムステルダムオリンピックから3年後の1931年、人見は結核により24歳の若さで亡くなりました。

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