10位:アルジェの女たち(バージョンO)-1億7900万ドル(約256億8,149万円)
10位の『アルジェの女たち(バージョンO)』は、ピカソが1955年に描いた作品です。
この年に、アルジェリア民族闘争が起こったことで描かれました。
また、この作品はフランスの画家ドラクロワが描いたアルジェの女たちをオマージュした作品で、全部で15作品あります。
9位:マールテン・ソールマンとオープイェ・コピットの肖像-1億8000万ドル(約258億2,496万円)
9位の『マールテン・ソールマンとオープイェ・コピットの肖像』は、レンブラント・ファン・レインが1634年に描いた作品です。
この作品は、マールテン・ソールマンとオープイェ・コピットが結婚を記念に描かれたもので、一対で1つの作品となっています。そのため、2枚は隣同士で飾られていました。
8位:水蛇Ⅱ-1億8400万ドル(約263億9,885万円)
8位の『水蛇Ⅱ』は、1904年にグスタフ・クリムトが描いた作品です。クリムトが最盛期に描いた作品の1つとされています。
この作品の特徴は、金魚といった水中生物との関わりがもたらす不可思議さと、女性の艶めかしさ。これが上手く交わることで、見る人をうっとりとさせてくれます。
7位:No.6(すみれ、緑、赤)-1億8600万ドル(約266億8,579万円)
7位の『No.6(すみれ、緑、赤)』は、マーク・ロスコが1951年に描いた作品です。
この作品は、2014年にロシアの富豪ドミトリー・リボロフレフが買いました。
被写体などはなく、色の印象のみで作品を伝えていることが特徴です。
6位:ナンバー 17A-2億ドル(約286億9,440万円)
6位の『ナンバー17A』は、ジャック・ポロックが1948年に描いた作品です。
ポロックは、絵具を直接垂らすドリッピ・ペインティングで作品を描きました。
そのため、一目見ると適当に垂らしていると思われてしまいますが、意識して描いた部分も見えます。