身近にいるかも？今なお逃亡中の犯罪者・指名手配犯TOP20

16位：小原勝幸

2008年に起きた「岩手17歳女性殺害事件」の容疑者として指名手配されています。この事件は岩手県川井村の河川の中で、当時17歳だった佐藤梢さんが殺害されていた事件です。容疑者の小原勝幸は佐藤さんを事件前に呼び出しており、遺体発見の翌日には恋人や家族などに自殺をほのめかすメールや電話をしていたといいます。

そして岩手県の自殺の名所として有名な「鵜ノ巣断崖」で、小原と見られる財布や煙草・サンダルが発見されました。しかし崖下から遺体は見つからず、警察は自殺を装って逃げたと断定し、容疑者として指名手配しています。

小原は現在も捕まっていませんが、小原の弟や父は事件で指名手配されていることに疑問を抱き、父親は2010年に指名手配の差し止めを求める訴訟を起こしていますが、退けられているようです。

15位：大道寺あや子

「三菱重工ビル爆破事件」の犯人の1人で、東アジア反日武装戦線「狼」に所属し爆破事件を起こしました。犯人グループは三菱重工ビルに爆弾を仕掛け、8名が死亡し、重軽傷者は385名にも上っています。この時大道寺あや子は逮捕されていますが、1977年に超法規的措置により釈放され出国し、現在も国際指名手配されているのです。

出国後ですが、1988年に日本赤軍最高幹部・重信房子と会合したことがわかっています。そして2001年に重信房子が日本赤軍が解散するという声明を出していますが、南米から「声明は無効」という声明が出されています。そのために生きているならば南米にいる可能性が高いといわれているようです。

夫の大道寺将司は東アジア反日武装戦線「狼」の主犯格でしたが、長い裁判の末に1987年に死刑が確定されました。しかしかつての「狼」のメンバーである大道寺あや子を含めたメンバーが逮捕されていないために、裁判が終了せず死刑執行はされていません。大道寺将司は2017年に「多発性骨髄腫」により東京拘置所で死亡しています。