ウォルター・デ・マリア
ウォルター・デ・マリア (Walter De Maria)はミニマリズムとランドアートで重要な役割を果たした、アメリカのアーティストです。活動初期にはダダイズム彫刻や、工業素材を使ったミニマルな彫刻などで表現し、時流の様々なアート活動に参加しました。
次第に時間、地質、天気などの現象による経験を伝えることに関心を持ち、日や天候によって作品の見え方などが変化するランドアートとしてのインスタレーションを制作するようになります。日本では現在、香川県地中美術館で彼のインスタレーション作品を鑑賞することができます。
リチャード・ハミルトン
リチャード・ハミルトン(Richard Hamilton)はイギリスの画家兼コラージュアーティストで、早くにポップアートを表現したアーティストの一人と言われています。
彼は当時の欧米で爆発的に広まった新聞、雑誌、映画などのマスメディアを作品のモチーフとして取り上げました。ダダイズムに見られる既製品のモチーフ(レディメイド)を取り入れながら、現代文明の大衆的で複製可能な表現を肯定的に解釈し、作品の中で再構築することに積極的に取り組みました。彼の作品は、ビートルズのホワイト・アルバムのカバーを飾ったこともあります。
ヨーゼフ・ボイス
ヨーゼフ・ボイス(Joseph Beuys)は、ドイツのコンセプチュアルアートやパフォーミングアートを牽引した現代アートの方向性を決定づけた巨匠、芸術家です。1960年代には前衛芸術運動フルクサスに参加し「イベント」と呼ばれるパフォーマンスアートを多数行いました。
彫刻作品では脂肪、フェルト、蝋などの熱が蓄えられ造形できる素材を作品に使用する特徴が見られます。全ての人が芸術家であり、創造性が未来を発展させる、という独自の考えに基づき「社会彫刻」を提唱しました。自由国際大学の開設や、緑の党の結成への関与など、社会的・政治的な活動にも精力的に関わりました。
蜷川実花
蜷川実花(にながわ みか)は日本で最も有名な芸術家の一人で、写真や映画作品を中心に様々な芸術領域で多彩な活躍を見せています。彼女の作品の代名詞となっているのは、華・金魚・動物・風景・女性などをテーマにした、幻想的なビビットカラーの写真作品です。高い独自性を持ち、観る者に活気を与える彼女の美学は日本国内外で高い人気を誇っています。
2000年度には写真界の芥川賞と呼ばれる木村伊兵衛写真賞を受賞、2019年には東京五輪のアートポスターとして作品が採用されました。また演出家兼映画監督の蜷川幸男の娘としても知られています。
リ・ウーファン
李禹煥(リ・ウーファン,韓国)は韓国出身で、日本を拠点に活動するアーティストです。1960年代末から日本で起こった「もの派」の存在を理論づけ、活動を主導した人物として知られています。もの派は、木や石などの自然素材、紙や鉄材などの工業素材を組み合わせることで、素材同士の新しい関係性の構築と、日本近代芸術の再創造を目指しました。
彼の彫刻作品は、ミニマムな表現で余白の広がりを感じさせつつ、場所と融合した壮大な世界観を演出します。2010年には香川県直島に建築家・安藤忠雄が設計を手がけた、李禹煥美術館をオープンさせました。
柳幸典
柳幸典(やなぎ のりゆき)は世界的に評価の高い日本の現代美術家の一人で、主に政治的・社会的問題を作品テーマとして取り上げています。
代表作「ザ・ワールドフラッグ・アント・ファーム」では、色砂で形作られた200もの国旗が蟻の巣づくりによって侵食されていく様を作品そのものとし、ボーダレスな世界への変遷を表現しました。この作品はアメリカで著名なアート専門誌「Art in America」の表紙を飾りました。アメリカでの活動後に日本に戻り、アートを用いた離島の再生プロジェクトに取り組むなど、常に新たな挑戦を続けています。
ブルース・ナウマン
ブルース・ナウマン(Bruce Nauman)は、アメリカのコンセプチュアルアーティストで、1970年代ポスト・ミニマルアートの中心的存在として知られています。その発想力の奇抜さから「モダンアート界の鬼才」とも呼ばれます。
彼は時間や音、言葉、動きがどのようにして人間の経験を形づくるかを探求し、その表現方法として実に多様な媒体を活用することでも有名です。特にネオン管やビデオをアートに取り入れた点では、パイオニア的存在であると言えます。2004年には米タイム誌で「最も影響力のある世界の100人」に選出されました。
フューチュラ
フューチュラ(Futura)は、グラフィティと呼ばれるスプレーやフェルトペンを使用する落書きアートを牽引したアメリカのアーティストで、文字が主流だったグラフィティ界で初めて抽象表現に取り組んだ人物として知られています。
彼の作品の特徴である独自の色彩・抽象表現は、1970年代後半にグラフィティシーンの中心となっていた、ニューヨークの地下鉄で独学で習得した能力でした。2000年代に入ると自身のファッションブランドのプロデュースや、超有名ブランドとのコラボレーションを展開するなど、ファッション業界でも高い人気を誇ります。
シンディ・シャーマン
シンディ・シャーマン(Cindy Sherman)はアメリカの写真家で、1980年代初頭に台頭する「ピクチャー・ジェネレーション」の代表的な人物として知られています。彼女の代表作は自らを被写体とした「コンセプチュアル・ポートレイト」と呼ばれる写真群です。作品を通して彼女は、ジェンダーやアイデンティティーといった、現代社会の論点を描き出し続けています。
彼女の作品は写真としては世界で最も高値で取引されると言われており、2011年には「Untitled # 96」がオークションで389万ドルの値がつけられました。
内藤礼さんも是非。
大竹伸朗さんは、人気が無いのですか?
>守屋泰晴 さん
コメントありがとうございます。
随時追記させていただいておりますので次回更新をお待ちいただければと思います。
お前そんなこと言うなや!!
お前も人気がない時そんなことを言われて楽しいかー!!
どうでも良いんじゃい