杉本博司
杉本博司(すぎもとひろし)は写真や建築、舞台芸術などを手がけるNYを拠点とする現代アーティストです。人間の存在を超えた「時間」を作品のテーマとしていて、アメリカ自然史博物館のジオラマを生きている動物や古代人のように撮った『ジオラマ』や、和蝋燭が燃え尽きるまでを写した『陰翳礼賛』など現在でも制作が続いているシリーズが多くあります。
2009年には小田原文化財団を設立、2017年には構想に10年をかけ『江之浦測候所』をオープンしました。この施設はギャラリー棟や光学硝子舞台、石舞台などから成り、天空のうちにある人間の意識を確認できるようになっています。
塩田千春
塩田 千春(しおたちはる)はベルリンを拠点に活動する現代美術家で、パフォーミングアートやインスタレーションでよく知られています。またオペラやダンスなどの舞台美術も手がけています。
それらの中でも赤や黒の糸を空間にびっしりと張り巡らせるインスタレーションは、彼女の代表作となっています。彼女は全ての作品を通して、生死などの人間の根源的なテーマに向き合い、形の無いものの存在感の表現を追求しています。
彼女の作品には「舟」や「焼けたピアノ」などがよくモチーフとして現れ、黒い鉄枠で作られた船から空間全体に赤い糸を張り巡らせた『不確かな旅』や、焼けたピアノや椅子と黒い糸が印象的な『静けさの中で』は有名です。
この2作品を展示した2019年「塩田千春展:魂がふるえる」は66万人以上の来場者がありました。展覧会のオファーを受けた翌日に入院し、ガンと闘病しながらの展覧会企画となりました。そのため、個人的な体験を元にしながら作品にも生や死に対する心を表現するようなものがならび、根源的な問いを追求し続ける作家です。
毛利悠子
毛利悠子(もうりゆうこ)は版画、映画、インスタレーション等を手がける現代美術家です。家電や楽器などの身近な道具を回路で繋いで、動きが互いに影響し合うエコシステムが、彼女の作るインスタレーションの特徴です。
彼女の作品は、気ままで緩やかな動きを続けるシステムを通して、磁気、重力、温度、光などの認識しにくい小さなエネルギーを、生き物かのように鑑賞者に意識させる力があります。イギリスの美術誌に取り上げられるなど海外でも評価が高く、また2018年には十和田市現代美術館にて美術館での初めての個展を成功させています。
KAWS カウズ
KAWS(カウズ)は、ニューヨークを拠点とする現代アーティストです。地下街などで行うグラフティアートを出発点に、ユニクロやディオール、ナイキなどファッションブランドとのコラボレーションで、美術業界だけではなく一般にも多く知られている作家です。
同じキャラクターやモチーフを何度も使うことでも知られ、彼のシグネチャーである目が×になったキャラクター『コンパニオン』は1990年代のはじめから制作され続けています。『コンパニオン』はアート・トイとして親しまれるようになったほか、巨大な彫刻作品としても展示され、2019年には富士山を背景に40メートルもの『コンパニオン』を展示した「KAWS:HOLIDAY JAPAN」に多くの来場者が訪れました。
ジャクソン・ポロック
ジャクソン・ポロック(Jackson Pollock)は20世紀のアメリカを代表する「抽象表現主義」の画家です。アクション・ペインティングという表現を打ち出し、それまで「具象絵画」が中心だった美術界に大きな影響を与え、ニューヨークを芸術の中心になるきっかけを作りました。
英国の伝説的バンド、「The Stone Roses」のアルバムジャケットも手掛るなど幅広く活躍しました。彼の作品は世界中のメジャーな美術館に所蔵され、国内では国立西洋美術館、原美術館、大原美術館、北九州市立美術館などで作品を見ることができます。
アンリ・マティス
アンリ・マティス(Henri Matisse)は最も影響力のあるフランスの芸術家の一人で、絵画に現れる流動的かつ独特な図法と、個性的な色使いでよく知られています。
マティスは既存の枠組みから抜け出し、原色を使用した強烈な色使いで芸術家の主観を表現するフォービズム運動の代表的なアーティストでもあります。この活動の中で彼が20世紀の美術界に与えた影響は、ピカソと並んで高く評価されています。2018年にはクリスティーズのオークションにてマティスの作品が約88億円で落札されるなど、現在でも市場的にも高い人気を誇っています。
ザオ・ウーキー
ザオ・ウーキー(趙無極,1921-2013)は、20世紀で最も著名な中国の画家の1人です。長さ10メートルにもわたるトリプティク(三面鏡)型の作品は、オークションで6500万ドルで落札されました。
彼は中国で絵画を学び、戦後まもなく渡仏しました。やがて詩人アンリ・ミショーに認められ、戦後のパリ画壇に確固たる地歩を固めてゆきます。以来、今日まで半世紀以上にわたり、パリを拠点として、絵画のあるべき姿を模索してきました。
その作品は、アンフォルメルや抽象表現主義など、第二次大戦後の欧米における前衛芸術の展開をふまえながらも、書や水墨画といった東洋の造形伝統を色濃く感じさせ、抽象絵画に独自の境地を切り開いたものであると言えるでしょう。
クリフォード・スティル
クリフォード・スティル(Clyfford Still,アメリカ,1904~1980)は、アメリカ出身の現代美術画家で、抽象表現をメインとしたモダニズムという絵画の分野における第一人者です。モダニズムとは、20世紀頃にアメリカのニューヨークを中心に、抽象絵画を描いた作品を指します。
クリフォード・スティルの活躍した年代は、第二次世界大戦直後で、クリフォード・スティルの描いた作品のテーマも、第二次世界大戦中やその後に関連のある作品が多く残されています。そのため、クリフォード・スティルは20世紀における重要な画家のひとりとして考えられています。
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小松美羽
小松美羽(こまつみわ,日本)は、人々の心に宿る「神獣」をパワフルに描き出すアーティストです。日本の風土が育んだ伝統や心、そして「祈り」を大切にしていて、「『大和力』を世界に」をテーマに活動しています。ライブペインティングで祈りのエネルギーを爆発させる姿は圧巻です。
銅版画のモノクロの世界と爆発する豊かな色彩を併せ持つ「新・風土記」は出雲大社へ奉納され、瞑想後の「祈り」から生まれるライブペインティングはどれも迫力のある大作でニューヨークのワールドトレードセンターに常設展示されています。有田焼の阿吽の狛犬が大英博物館へ収蔵されるなど、国際的な評価をうけている気鋭のアーティストです。
内藤礼さんも是非。
大竹伸朗さんは、人気が無いのですか?
>守屋泰晴 さん
コメントありがとうございます。
随時追記させていただいておりますので次回更新をお待ちいただければと思います。
お前そんなこと言うなや!!
お前も人気がない時そんなことを言われて楽しいかー!!
どうでも良いんじゃい