第22位:沖雅也

出典:MATOMEDIA
沖雅也は「太陽にほえろ!」のスコッチ刑事役などで人気を博した俳優。彼は1983年6月26日、京王プラザホテルの最上階(47階)で飛び降り自殺をしました。享年31歳。遺体は7階の屋上プールに落ちて即死しますが、背中から落ちたため、顔は無傷でした。

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沖雅也は躁鬱病を患っており、表向きには病死としてテレビ俳優業を辞め、舞台を中心に活動を続けていました。彼が自殺をしたのは、まさに大阪での舞台公演が控える中での事。しかし半年前からホテルの予約をしていたため、既に自殺をするつもりだった可能性が高いです。

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遺書には「おやじで涅槃待つ」と書かれていました。おやじとは、1975年に養子縁組した所属事務所の社長「日景忠男」のこと。彼は沖雅也をスターに育て上げた男ですが、見返りに体の関係も求めていました。後に日景忠男は、沖雅也にかけられていた保険金3億円を得ますが、覚醒剤で逮捕されます。

出典:Aucfree
芸能界の闇が隠されている沖雅也の死ですが、芸能界が大きな悲しみに包まれたのは事実。自殺の4日後には密葬が執り行われ、1ヶ月後には告別式が行われます。多くの芸能人が参列し、俳優の平幹二朗は沖雅也を「胡蝶蘭のような人」と述べて、その死を惜しみました。
第21位:TARAKO

出典:デイリースポーツ
TARAKOはアニメ「ちびまる子ちゃん」で、主人公のまる子役を務めた声優であり歌手。彼女は2024年3月に、63歳で亡くなっています。2023年11月に体調を崩し、受診した時に「重い病」を患っていた事が発覚しました。2024年2月からは病室で収録を行っていました。

出典:Aucfree
重い病の詳細は公表されていません。TARAKOは1990年にまる子役に起用されてからは、ナレーションや司会などの多忙な日々を過ごしていました。彼女は、事務所から断酒を勧められる程の酒豪であり、身体に無理をしていたのかもしれません。

出典:コミックナタリー
同年6月には、追悼式である「TARAちゃんありがとうの会〜たいせつなきみへ〜」が開催されます。声優を筆頭とした関係者、一般人が訪れ別れを惜しみました。まる子の後任は声優の「菊池こころ」が引き継いでいます。

出典:nippon.com
なお、ちびまる子ちゃんの作者である「さくらももこ」は乳がんにより2018年に死去しています。2024年3月時点で、アニメのさくら一家の声優は6人中3人が交代しました。それでもアニメが続いているのは、「ちびまる子ちゃん」がドラえもんやクレヨンしんちゃんに並ぶ、国民的アニメである事の証明です。