【悲報】悲しい死を迎えた36人の芸能人

第34位 桜塚やっくん

桜塚やっくんは、スケバンの真似で人気を博したお笑い芸人。彼は2013年10月5日、山口県の中国自動車道で、交通事故により37歳の若さで亡くなりました。この日、桜塚やっくんはバンド「美女♂menZ」のメンバーと熊本のイベントに参加予定でした。

事故の発端は、桜塚やっくんによる単独事故。マネージャーが、走行車両に出て警察に通報している際に、トラックに跳ねられました。その様子をみた桜塚やっくんが車から降りた際に、彼も別の車に跳ねられて亡くなりました。

高速道路を歩行者が歩くことは禁止ですが、本人も気が動転していたものと思われます。事故現場は「魔のカーブ」と呼ばれる程に、事故が多発していた場所。今回の事故を踏まえ、山口県警は事故防止策を強化しました。事故件数は半減するなど、効果を発揮しています。

桜塚やっくんは、2011年に準強姦未遂で書類送検されてから、仕事はめっきりと減っていました。ただ彼が亡くなった時に、多くの芸人や音楽関係者から追悼の念が寄せられました。通夜は8月8日に行われ、遺影にはプライベートの本人である「斎藤恭央」の写真が使われています。

2016年には、美祢市の美祢さくら公園に桜の木が植えられました。また2020年のエンタの神様では、最強ネタスペシャルの1つとして桜塚やっくんのネタが放送されます。放送後は、桜塚やっくんを偲ぶ声がTwitter上に上がるなど、彼を慕う人は今でもたくさんいます。

第33位 松野莉奈

松野莉奈は、私立恵比寿中学の元メンバー。彼女は2017年2月8日に、致死性不整脈により17歳の若さで亡くなりました。前日に体調を崩し、自宅で療養している際に、意識を消失しているところを両親が発見しています。

致死性不整脈による若者の突然死は非常に稀です。メンバーやファンはもちろん、芸能界や子供を持つ親たちからも悲しみの声が聞かれました。2月25日には、パシフィコ横浜で「松野莉奈を送る会」が開催されます。ファンや関係者を含め2万人が参列しています。

私立恵比寿中学は活動を続け、同年5月に「感情列車」をリリース。MVは、松野莉奈が生前に家族と訪れた箱根を、メンバーが楽しむ様子で構成されています。4月から全国ツアーも行われ、松野莉奈の誕生日である7月16日にファイナルを迎えました。2月8日と7月16日はファンにとって特別な日とされています。

また松野莉奈の生前の夢はフェスを開催する事。2019年6月には、『「MUSiC」フェス～私立恵比寿中学開校10周年記念 in 赤レンガ倉庫 ～』が開催され、彼女の夢は叶いました。

出演者の中には、私立恵比寿中学に楽曲を提供したフジファブリックもいました。フジファブリックもまた、大切なメンバーを亡くした音楽グループです（第36位：志村正彦）。

メンバーの死は悲しいけれど、他のメンバーが前を向いて活動を続けることで、ファンも前に進めます。2023年現在も私立恵比寿中学は活動を続けています。