第14位:坂井泉水
坂井泉水は、音楽ユニット「ZARD」のボーカル。彼女は、2007年5月26日に慶應義塾大学病院内で、高さ3mの地点から転落死しました。享年40歳。死因は、転落時の後頭部強打による脳挫傷でした。事故と自殺の捜査が行われたものの、最終的に事故と結論付けられています。
坂井泉水は2000年ごろから子宮筋腫や卵巣嚢腫、2006年には子宮頸がん。更に2007年には肺に転移が見つかるなど、様々な治療を受けていました。ただ彼女は悲観せず、ツアーとアルバム作成に向けて作詞活動を続けていました。
ただ、彼女が転落した時間は午前5時40分。そんな時間に病棟内を歩いていたことも疑問です。ただ彼女はツアーにむけて奮闘中。遺書もなければ、病室が片付けられた形跡もありません。「創価学会の勧誘を断った」という話もありますが、あくまで陰謀論にすぎません。
坂井泉水が亡くなった時、東京と大阪に献花台が設置され、約1万人が記帳や献花に訪れます。6月26日には、青山葬儀所で関係者向けの音楽葬、6月27日には一般者向けの音楽葬が開催されました。一般者向けの音楽葬の参列者は4万100人と、戦後日本では4番目の人数でした。
第13位:HIDE
HIDEは、ヴィジュアル系ロックバンド「X JAPAN」のギタリスト。彼は1998年5月2日、自宅マンション寝室のドアノブに首を吊って亡くなっていました。享年33歳。全国で後追い自殺や、自殺未遂が相次ぎ、メンバーが自殺を思い留まるよう記者会見を開きました。
HIDEが自殺した理由は不明です。バンドや音楽活動で苦しみ、突発的に死を選んだとされますが、遺書はありません。柔らかいドアノブで首を吊ることは珍しく、首吊り自殺の演出を酔ったまま行って、死んだという説もあります。
X JAPANは一度活動を休止するものの、2007年に活動を再開。新曲の「I.V」は、生前のHIDEの演奏をデジタル加工して使用されます。MVには、空席のマイクスタンドとHIDEモデルのマイクスタンドが用意されるなど、「HIDEも一緒」という演出が取られました。
2014年には、HIDE生誕50周年を記念したアルバムが発売されます。更に2016年には、伝説のソロツアーの様子を映画化した「hide solo tour 1996 -PSYENCE A GO GO-」が公開されるなど、HIDEに関係するイベントはその後も続きました。
HIDEはこれからも、若者やヴィジュアル系バンドのカリスマとして君臨することでしょう。