第24位:大杉漣
大杉漣は、「300もの顔を持つ男」と呼ばれる俳優。彼は2018年2月21日に、急性心不全で亡くなりました。ドラマの撮影で、千葉県富津市のホテルに滞在していましたが、その時に状態が急変。搬送先の病院で亡くなりました。享年67歳。家族やドラマの共演者が最期を看取っています。
突然の死に、芸能関係者やファンたちの悲しみは大きく、各テレビ局は大杉漣の追悼の意を込めた番組を放送。直前に撮影された内容は、そのまま放送されます。4月14日には、お別れの会が青山葬儀所で行われ、約1700人が参列。田口トモロヲが代表して弔辞を読みました。
10月6日には、最後の主演作となる「教誨師」が放映され、日本映画プロフェッショナル大賞の主演男優賞に選出されました。最後まで大杉漣は、俳優としての存在感を放ち続けていたといえます。
ちなみに大杉漣の急死でよく挙げられるのが、Yahoo!知恵袋の存在。大杉漣が亡くなる1週間前の2018年2月14日、「hama0600」という人物が「大杉漣の命日は?」という質問を投げかけます。回答締め切りは2月20日と大杉漣が急死した日。大杉漣の急逝後に、質問は削除されています。
この投稿者は何者だったのか、今でも謎のままです。
第23位:月乃のあ
月乃のあは、アイドルグループ「ヲルタナティヴ」の元メンバー。彼女は2020年9月30日に、名古屋市中区新栄町のホテルから一般人と共に飛び降り自殺をしました。わずか18歳での死であり、世間は大きな衝撃を受けました。
月乃のあは、中学校の頃にいじめに遭い、母親は離婚を繰り返すなど、複雑な環境で育ちました。ヲルタナティブの活動は2ヶ月で終わり、2020年5月から名古屋市のコンセプトカフェで働いていました。
月乃のあはのカフェで働いていた時に、オーナーからセクハラの被害を受けたものの、プロデューサーを含めた周囲からの理解は得られていません。店で人気が高まるにつれ、SNSの誹謗中傷も増加。自殺する3日前にも自殺未遂をしており、家族は動向を心配していました。
2021年2月19日、文春オンラインは5枚の遺書を公開。実際には9枚の遺書があったとのこと。また亡くなる40分前には、母親のLINEにメッセージを残しており、その中には恨む対象の実名も書かれていました(公開時の遺書は黒塗り)。
後に、「よりひと」というユーチューバーがプロデューサーを招いて動画を公開しました。ただ内容は保身に走るもので、炎上したのは言うまでもありません。現在、動画は削除されています。月乃のあの自殺にはSNSの問題など、さまざまな社会問題が関わっています。