【悲報】悲しい死を迎えた36人の芸能人

第26位 夏木陽介

夏木陽介は黒澤明の「密告者は誰だ」などの作品で頭角を現した俳優です。彼は腎細胞癌により、2018年1月14日に81歳で亡くなりました。肺炎が原因で2017年10月に入院し、その時に癌が発覚。12月半ばに集中治療室に運ばれましたが、既に意識はありませんでした。

本人のブログは2017年8月で止まっており、ファンは動向を心配していました。夏木陽介の訃報は、友人の作家である山川恵一が、ブログに代筆する形で行われます。葬儀は近親者のみの密葬として行われ、喪主は弟が勤めました。

夏木陽介は生涯独身を貫きましたが、理由は「自分と同じような子どもが生まれると困るから」というもの。女性からもかなりモテましたが、何よりも好きだったのは車の運転。アルファロメオ、ベンツ、シボレーなどの愛車を運転していたことも有名です。

最期まで自らのポリシーを貫き、友人や近親者に見送られて旅立つ。夏木陽介は自らの人生を後悔なく生き抜いたと思われます。

第25位：藤木孝

藤木孝は、「ナイチンゲールではなく」で紀伊國屋演劇賞を受賞した俳優であり歌手。彼は2020年9月20日、中野区の一軒家を改装したアパートの2階で首吊り自殺をしました。享年80歳。遺作は2021年1月に放送された「明治開化 新十郎探偵帖」でした。

藤木孝の遺体を発見したのは、様子を見にきた息子。遺書には、「役者として続けていく自信がない」と書かれていました。藤木孝の自殺の1週間前には、芦名星の自殺が報じられています。更に1週間後には竹内結子も亡くなり、芸能界に不穏な影が立ち込めていました。

最も、藤木孝の仕事が激減していたわけではありません。前述した通りドラマにも出演しており、翌年にミュージカルの出演も決まっていました。年齢的にも現役の引退を考えても良い頃。藤木孝がアパートの一室で何に悩んでいたのか、今となってはわかりません。

ちなみに芦名星、三浦春馬、そして藤木孝。この3人は2008年に放送された「ブラッディマンディ」に出演しています。偶然なのか、何か関係があるのかはわかりません。ただ、3人とも生真面目で仕事に熱心に打ち込む性格。追い詰められた状況で、自殺が連鎖したのかもしれません。