覚醒剤や大麻、コカインなどで逮捕された39人の芸能人

32位：酒井法子（女優）：覚醒剤

酒井法子は、のりぴーのあだ名で親しまれた歌手であり俳優。2009年、彼女と夫の高相祐一と共に覚醒剤取締法違反により逮捕されます。最初に逮捕されたのは夫ですが、酒井法子は任意同行を拒否して5日間にわたり逃走。当時は押尾学事件の発覚直後であり、世間の関心を集めました。

その後の裁判では懲役1年6か月・執行猶予3年の判決が出ています。2012年に執行猶予期間があけると、再び芸能界に復帰。2013年にはテレビ番組の「さんまのまんま」にゲスト出演し、久しぶりに地上波にも登場します。

音楽活動も順調で、2016年には16年ぶりの正式なコンサートも敢行。2021年2月公開の『空蝉の森』にも主演しました。その一方で元夫の高相祐一は、2020年に覚醒剤の使用で再逮捕されています。既に夫とは離婚して縁は切れたとされますが、彼を通じて再犯する事を危惧する声も聞かれます。

31位：尾崎豊（ミュージシャン）：覚醒剤

尾崎豊は、「15の夜」等でカリスマとなったミュージシャンです。1987年に覚醒剤取締法違反で逮捕され、翌年に執行猶予となりました。後に音楽活動を再開し、長男も誕生。しかし1992年に覚醒剤中毒による肺水腫で急死しました。

尾崎豊の死に覚醒剤が関与していた事が公になるのは1994年の事。テレビ朝日は尾崎豊の妻と知人が尾崎豊に覚醒剤を飲ませて殺害した説を主張し、尾崎豊の死を追及する番組を制作しました。ただ妻がテレビ朝日に裁判を行い、番組はお蔵入り。裁判も妻が勝訴しています。

尾崎豊は自らの手で薬物に再び手を染めた可能性は高く、薬物の依存性の高さを思い知らされます。ただ尾崎豊のファンは今でも数多くいて、高校の教科書に「15の夜」や尾崎豊の顔写真が掲載されるようになりました。