覚醒剤や大麻、コカインなどで逮捕された39人の芸能人

第31位：尾崎豊（ミュージシャン）| 覚醒剤

尾崎豊さんは、「15の夜」等でカリスマとなったミュージシャンです。1987年に覚醒剤取締法違反で逮捕され、翌年に執行猶予となりました。後に音楽活動を再開し、長男も誕生。しかし1992年に覚醒剤中毒による肺水腫で急死してしまいます。

1987年尾崎さんの父の通報により、自宅を家宅捜索すると1階トイレの貯水槽の中から覚醒剤が発見されました。この時に尾崎さんの視線は定まっておらず、急遽尿検査を行ったところ覚醒剤の使用が認められました。

音楽活動再開した後、曲作りに行き詰まり酒に頼るように。事務所の社長から「薬だけはやるな」とはいわれていましたが、手を付けてしまっていたといいます。しかし逮捕の半年後にリリースした「太陽の破片」が大ヒット。気持ちも前向きになっていったといいます。

しかし母の死の影響により、自殺を考えるようになったそうです。そして1992年に民家の軒下に全裸で倒れている尾崎さんが発見され、覚醒剤多量摂取により肺水腫により死去しました。当初は覚醒剤への関与を隠していましたが、1994年に公になっています。

死去した時に全身に無数の擦り傷があった尾崎さん。体中の擦り傷は覚醒剤の作用により興奮状態になり、裸になりのたうち回ったためといわれています。尾崎さんは再び自らの手で薬物に再び手を染めた可能性が高く、薬物の依存性を思い知らされますね。

第30位：ピエール瀧（ミュージシャン) | コカイン・大麻

ピエール瀧さんはテクノバンド「電気グルーヴ」のメンバー。彼は2019年にコカインを使用したとして麻薬取締法違反で逮捕されました。本人は「ストレス解消のために使用した」と述べ、20代からコカインを服用していたといいます。その後、彼には懲役1年6か月・執行猶予3年の判決が下されました。

マトリは2018年からピエール瀧さんをマークしており逮捕に踏み切ったといいます。瀧さんは知り合いの女性からコカインを入手していたといい、知人女性は瀧さんが逮捕されたときに、瀧さんの妻から薬物処分を依頼されたのだとか。

当時のピエール瀧さんは、音楽活動以外にも俳優業やアニメの吹替なども担当していました。一連の活動の自粛により30億円ほどの被害が出ています。更に電気グルーヴの音源の回収もされたものの、ファンの反対署名により、回収は撤回されました。

しかしピエール瀧さんは、執行猶予期間から多額の賠償金の返済メドが立っていたといいます。そして執行猶予が明けた2023年に芸能界へ復帰。2024年のNetflixドラマ「地面師」では、地面師グループの法律家を演じ、エセ関西弁で視聴者の関心を集めました。