【騒然】スポーツ界を揺るがした不祥事ランキングTOP20

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某週刊誌の元記者

東条りな

Rekisiru編集部、東条りな(とうじょうりな)。新卒で某有名週刊誌を運営する出版社に入社。8年勤務したのち結婚を機に退社。芸能ネタとネットゴシップ収集が生き甲斐であり趣味であり仕事。現在はWeb系メディアを中心にメディア編集業に従事。

20位:日本ボクシング連盟の助成金流用・審判不正疑惑問題(2018年)

都道府県幹部など関係者333名が告発文を提出し発覚した
出典:JCASTニュース

2018年に国内のアマチュアボクシングを統括する「日本ボクシング連盟」において、JSCが選手に給付した助成金240万円の不正流用が発覚しています。この件では連盟の山根明・終身会長が他の2人の選手と3等分するように指示したことが発覚しました。

ドンと呼ばれていた山根氏
出典:X

助成金は第三者への譲渡は禁じられており、問題は会長である山根明氏が協会を私物化しているという問題にまで発展しています。助成金以外にも試合用グローブなどの不透明な独占販売・パワハラ・試合における不正審判疑惑など12項目の山根会長に対して告発されました。

試合用グローブは相場よりも2.3割割高の金額で独占しており、振込口座は山根会長の孫娘の個人口座・もしくは近しい口座だったとのこと。その他審判が山根会長が奈良のボクシング連盟の理事だった関係から、奈良の選手を勝たせる「奈良判定」と呼ばれる現象が起きていたそうです。

奈良判定がなされたといわれた試合

この事態を受けボクシング連盟は「事実と異なる部分がある」と反論したものの、地方ボクシング連盟支部から辞任を要求する声があがり、同年に山根氏は会長および理事を辞任しています。

さらに日本ボクシング連盟は、山根氏と息子の山根昌守元理事の除名を決め承認しました。2019年には山根氏を各都道府県連盟にも復帰できないように取り決められ、永久追放とされています。

山根氏の強烈なキャラクターも注目された
出典:Instagram

山根氏退陣後に再出発した日本ボクシング連盟は、旧体制から新たな人事に変わり、「ボクシングのイメージがクリーンになる」ことを目指し改革を進めているようです。

19位:カヌー選手の薬物混入事件(2018年)

問題の鈴木康大選手
出典:MATOMEDIA

2018年にカヌー選手の間で、ライバルのペットボトルに禁止薬物を混入する前代未聞の事件が起きています。2020年に東京五輪を目指していたカヌー日本代表候補の鈴木康大氏が、ライバルの小松正治氏の飲み物に筋肉増強剤のメタンジエノンを混入

一服盛られた小松選手
出典:Instagram

鈴木氏は2010年頃から自分よりランクが上の選手5〜6人に対して、カヌーを漕ぐパドルにヒビを入れる嫌がらせや練習器具を盗むという行為を働いていたとのことです。鈴木さんに対して周りは「そういったことをする人には見えなかった」と話していたそうで、二面性に驚いたと話しています。

人当たりは良かったという鈴木氏
出典:MATOMEDIA

ドーピングを混入した試合では、小松氏が優勝。しかし試合後のドーピング検査にひっかかってしまい、4年の出場停止処分を受けてしまいました。小松さんは身の潔白から警察に被害届を提出。小松選手は以前から器具が壊されたり盗まれることがあったため、そちらも被害届を出しています。

鈴木氏が違法行為に出た動機は、オリンピックに出たかったからなのだそう。結局鈴木氏の自白したことにより判明しましたが、腹黒い」といわれる鈴木氏ですので、罪悪感ではなく減刑狙いなのでは?といわれました。

結局嫌がらせを受けていた人は合わせて5名いたそうで、日本カヌー連盟は除名処分を下しています

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