【騒然】スポーツ界を揺るがした不祥事ランキングTOP20

1位：五輪汚職問題（2022年）

東京オリンピックのスポンサーになりたい企業が、オリンピック組織委員会に金銭を渡していた汚職事件が2022年に発覚しました。賄賂を受け取ったのは組織委員会元理事の高橋治之さん、コンサルタント会社の代表・深見和政さんで、賄賂を渡していたのが「AOKI」「KADOKAWA」「大広」となります。

元理事の高橋さんは3社から賄賂を受け取った疑いで逮捕され、オリンピック組織委員会はみなし公務員となるために金銭の受け取りは犯罪行為です。一方賄賂を渡した側は贈賄の容疑で逮捕されており、AOKIの前会長など2名・KADOKAWAの会長など2名でした。電通販売協力代理店だった大広は、家宅捜索はされているものの逮捕者は出ていません。

贈賄によりAOKIは、スポンサーに選ばれていただけでなく、15億円もかかるスポンサー料を半分の7億5千万円にしてもらっていたそうです。そのうちの2億5千万円は電通の子会社へ、その中の1億5千万円は高橋さんに支払われていたといいます。

KADOKAWAは7600万円を深見さんに支払ったそうですが、「賄賂を渡した認識はない」「コンサル料だった」と否定しています。この事件が起きた背景には、企業側は高橋さんを経由してスポンサーになりやすいという理由があり、またオリンピック組織委員会も高橋さんがスポンサーを見つけ収入が増えることから起きたといわれています。

この事件の裏にはあくまで噂ですが、安倍元総理が暗殺されたことも関係しているとも言われ、裏で不正を隠せる人物がいなくなったことによって表ざたになったのではともいわれているようです。