円卓の騎士とはどんな人達?アーサー王に支えるメンバーを一覧で紹介

円卓の騎士の紹介

聖杯を囲む円卓の騎士たち

円卓の騎士たちはそれぞれが大きな個性をもった強い騎士たちです。日本でもありがちな、「主人公よりも他のキャラクターの方が人気がある」という現象はアーサー王物語も同様です。そんな円卓の騎士たちを紹介していきます。

アーサー王

エクスカリバーを持ったブリタニア王。聖剣を引き抜き、ブリタニアの王となりました。円卓の騎士を集い、戦いを繰り広げる主人公です。円卓の騎士を従えて戦い、遂にはブリタニアはフランスやイタリアを支配する大きな国となりました。しかし妻の不義で円卓の騎士は崩壊し始め、最期は息子のモルドレッド卿と相打ちになり倒れてしまいます。

ガラハッド卿

ガラハッド卿

ランスロット卿の息子であり、聖杯の騎士の一人です。ガラハッド卿の母のエレインは魔法でランスロット卿を騙して結婚しますが、魔法が解けるとエレインは捨てられガラハッド卿は修道院に預けられたといいます。

大人になって父ランスロット卿と再会し、アーサー王と引き合わされます。様々な試験を課せられますが、ガラハッドはそれらを非常に優秀な成績でクリアし、アーサー王から「世界で最も偉大な騎士」と評せられ円卓の騎士に選ばれました。

聖杯は西洋のヒロイックファンタジーによく登場する

円卓の騎士に選ばれた後は、聖杯探索の任務を与えられ、聖杯を見つけたガラハッド卿は最も穢れのない戦士として神々に召されることとなりました。

ランスロット卿

ランスロット卿の挿絵

円卓の騎士の中でも最強といわれている騎士です。しかし同時にアーサー王の王妃グィネヴィアと不義を働いて円卓の騎士の崩壊を招いた騎士でもあります。イングランド出身のフランスの騎士であり、武勇も騎士道を守る心も円卓の騎士の中でも並ぶものはなかったといわれています。

しかし王妃グィネヴィアと恋に落ち、騎士道と不義の恋と板挟みになってしまいます。ある日ランスロット卿とグィネヴィアの不義の現場を円卓の騎士たちに取り押さえられ、この時ランスロッドは騎士たちを殺してしまいます。そしてグィネヴィアが火刑に処されようとするときに、警備にあたっていた円卓の騎士を更に殺してしまいました。

アニメでもクールで人気があるキャラクターだ

アーサー王はランスロット卿とグィネヴィアを討伐するために兵を上げますが、人望あるランスロット卿を助けるべく円卓の騎士の半数がアーサー王の命に従わず円卓の騎士は二つに別れてしまいます。しかしアーサー王と争う意思はないランスロット卿は和議を結び、アーサー王はしばらくして亡くなってしまいました。

アーサー王が亡くなった後は王妃は出家し、ランスロット卿も出家しています。そして二人は二度と会うことはありませんでした。そしてグィネヴィアの死後、ランスロット卿は自ら食を絶ち生を終えています。

ガウェイン卿

ガウェイン卿と緑の騎士

円卓の騎士でアーサー王の甥にあたります。物語初期の最強の騎士といわれました。朝から正午までは力が3倍になるという特技があります。強情で勇猛果敢ゆえの失敗も少なくないですが、アーサー王の右腕といわれています。「ガラティーン」というエクスカリバーの姉妹剣を持っているといいます。しかし途中ランスロット卿が登場してからは、引き立て役として負けるシーンが目立つようになります。

最期は、不義を働いたランスロットの成敗しにアーサー王に付き従い、ランスロット卿と一騎打ちをしますが敗れ重傷を負ってしまいます。傷が癒える前にドーヴァーの戦いに参加し、敵の攻撃を受け死去しました。

パーシヴァル卿

14世紀の挿絵に描かれたパーシヴァル卿

円卓の騎士の中で「聖杯」探索で最も活躍した騎士として有名です。騎士と縁のない生活を送っていましたが、森の中で騎士に出会い憧れを抱くようになったといいます。そして騎士になることを志し、アーサー王の元を訪れ、素晴らしい能力を発揮して円卓の騎士になることが出来ました。

その後聖杯探索に赴き、一度失敗するものの最後はガラハッド卿と共に聖杯探索を成功させた3人の騎士の一人となりました。

トリスタン卿

トリスタン卿とイゾルデ

名前が「ピクト系」の為に、スコットランド地方のピクト人の伝承を元に作られたと考えられる円卓の騎士です。名前の由来は、父が母以外の人と関係を持ち、家庭に帰ってこない悲しみから母に「トリスタン(悲しみの子)と名づけられた悲しい経緯があります。トリスタン卿は叔父のマルク王に身を寄せます。もともとは「トリスタン物語」という独立した話を「アーサー王物語」に合体したと考えられています。

武勇においてトリスタン卿はランスロット卿に並ぶ騎士であり、数々の武勲を残しています。交友関係としてはランスロット卿・ラモラック卿などと仲が良い設定です。ある槍試合で「アーサー王の敵方について、優れた円卓の騎士を打ち負かす方が名誉が得られるだろう」というパロミデス卿の提案に乗り、変装したうえでパロミデス卿、ガレス卿、ディナダン卿の4人でガウェイン卿らを始めとする円卓の騎士の多くを打ち倒す腕の持ち主でした。

トリスタン卿とイゾルデ

最後は「金髪のイゾルデ」という女性と駆け落ちし、ランスロット卿が「喜びの城」を二人の住まいに提供してあげて幸せに暮らし、物語に登場しなくなります。

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1 COMMENT

はる

アニメでのケイ卿として表示されている画像はケイ卿ではなくFateという作品で女性のIFバージョンのアーサー王(アルトリアペンドラゴン)でありケイ卿を元としたキャラクターではありません。

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