16位:かおり(アイドル)
かおりは、栃木県に拠点を置いていたレディース暴走族「北関東硬派連盟貴族院女族」の2代目総長。総長の座は先輩に譲ったものの、彼女が事実上の発起人です。
レディースを結成したのは16歳の頃で、伝説のレディース暴走族雑誌「ティーンズロード」でカリスマ的人気を誇りました。貴族院女族は18歳で引退したものの、1984年にレディース総長「初代・鬼風刃」でレコードデビューを果たしています。
やがて鬼風刃は2年後に解散。かおりは芸能界に留まろうとしますが、事務所が倒産し、彼女もまた21歳で妊娠して結婚。既に芸能界は引退しています。意外にもかおりは夫のDVで離婚しており、その後は2人の息子を育てました。
彼女が再ブレイクするのは2021年。実話ナックルズの公式YouTubeである「ナックルズTV」に登場してから人気が再燃しました。2023年には半生を綴った自身初の著作で自叙伝『「いつ死んでもいい」本気(マジ)で思ってた…』を出版するなど、たびたび世間を賑わせています。
15位:黒瀬純(お笑い芸人)
黒瀬純は、お笑いコンビ「パンクブーブー」のツッコミ担当。彼は中学〜高校時代に福岡に住んでおり、この地域で活動していた暴走族「悪死魔」に加入していました。副総長まで上り詰めており、当時の写真はテレビでも公開されています。
当時の同級生からは「先生と掴み合いの喧嘩をしていた」などのエピソードが聞かれ、学校自体も休みがちだったそう。仲間とバイクに乗り、タバコやシンナーにも手を出していました。
副総長就任の理由は強さではなく、面白い事をよく言っており、投票で選ばれたためです。高2で暴走族を引退後、社会人を経て1997年に佐藤哲夫とパンクブーブーを結成。2009年に「M-1グランプリ」で優勝するなど、当時の面白さはお笑いに反映されています。