28位:ひょっこりはん

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ひょっこりはんは、2018年にブレイクしたピン芸人。持ちネタは、マッシュルームカットに黒縁眼鏡、赤い蝶ネクタイという奇抜な格好で、音楽のリズムに合わせてひたすら様々な場所から「ひょっこり」と顔を出すというもの。2018年元旦の「ぐるナイ おもしろ荘」に出演して注目を浴びました。

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ただ、ひょっこり芸以外のネタはあまりパッとしなかったため、翌年にはテレビで観る機会は減少。彼のブレイクは平成30年の事であり、令和に入ると「一発屋芸人」は姿を消していきます。その背景には、日本人のテレビ離れや「エンタの神様」などの一発屋芸人を量産する番組が減った事が挙げられるでしょう。
ひょっこりはんは、落ち目になっていた2019年10月に、下積み時代支えてくれた女性と結婚。2025年時点で2児の父親となっています。彼女は、ひょっこりはんが売れたり落ち目になったりする中で、ずっと悩みを聞いていたそうです。
「準備ができないまま世に出た感じがありました。ネタは一生懸命頑張っていましたが、テレビ露出が始まったら全く別の世界に飛び込んだ感じで、ネタだけでなくいろんな仕事が入ってきて。すべて100%、120%で取り組むメンタルと体力が整ってなかったので、余裕がなかったなと思います。助けてくれる人もいないと勝手に思っていて、バラエティに出ても自分でどうにかしなきゃいけないというマインドがあって息苦しかったです」
引用:マイナビニュース

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元は一発屋という立ち位置に複雑な心境を抱いていたものの、2022年に2人目の子が生まれた後から、オファーがあれば仕事は引き受けるようになったそう。最近は舞台の仕事も増え、2024年には舞台『ハリー・ポッターと呪いの子』でロン・ウィーズリー役で出演。おかっぱ頭と金髪をやめると、意外と映画のロン役のルバート・グリント役に似ている事がわかります。

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舞台で役を演じる上では、演技力と同じくらい「間合い」が大事です。ひょっこりはんは、もともと絶妙な間合いで「ひょっこり」と顔を出す芸風で人気を博した人物。実は舞台役者としての才能もあった事がわかります。ロン役はひょっこりはんではなく、本名の「宮下聡」で出演しており、ひょっこりはんの新境地が開拓された作品と言えるでしょう。
27位:パイレーツ

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パイレーツは1998年にブレイクした「お笑い」と「グラビア」を融合したタレントコンビです。ボケ担当は浅田好未、ツッコミ担当は西本はるか。胸を強調して「だっちゅーの」とポーズを取るネタが有名ですが、この他にも「だっちゅ〜の光線」「練乳ビーム」などのネタもあります。

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2001年にパイレーツは、西本はるかが俳優を目指すという理由で脱退。浅田好未は宇恵さやかと新生パイレーツを結成し、グラビア志向で活動するものの、2004年に解散しました。2008年に限定で再結成されたものの、現在は各々が別の活動をしています。

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西本はるかは会員制のバー、マッサージ店の受付などの仕事の他、セクシー女優として働いていた事も。2023年の「しゃべくりセブン」に出演後、2012年に出演した作品が『FANZA』のデイリー売り上げランキングで1位になる事もありました。2025年時点では、歯科助手として働いているようです。
――業務はどんなことをしているんですか
引用:AEBA
患者さんの治療のときに、歯科医の先生に器具や薬液を渡したり、先生から受けとったりするのがメインの仕事なんですけど、覚えなければいけない知識が山ほどあって。薬液の量は少しでも間違えると怒られました。なぜかというと、薬液は料金が高いから。先生もシビアになる。当初は軍隊?みたいな厳しさでピリピリしていました(笑)。今働いている歯科医院で6カ所目なんですけど、医院によって使っている薬液が違うし、同じ治療でもアプローチの仕方が違う。本当に大変です。

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一方の浅田好未は、2004年に新生パイレーツが解散した後、同年にアパレルブランド『Affection』を発足。2007年には結婚して2人の子供にも恵まれています。現在も生活雑貨やインテリア、ファッションに関係する商品の制作に携わっている様子。西本はるかと浅田好未は、結成当初からコンビ仲が悪いと噂されていましたが、実際は良好なようで、現在まで交流は続いているそうです。
そういえば『パイレーツ』は突然、西本さんが脱退したことで不仲説も流れたりしましたが……。(西本)「それはないですね。解散の理由は仕事の方向性の違いですね。好未ちゃんはバラエティを続けたかったけど、私は、お芝居をやりたくなってしまって。私たち、お互いの彼氏を知ってるぐらい仲が良かったんですよ!」
引用:双葉社 THE CHANGE
明暗の分かれた2人ですが、これからも自分の道を貫いて欲しいものですね。