小説ヲタクがおすすめするオールタイムベスト83冊

小説ヲタクがおすすめするオールタイムベスト83冊【ジャンルや感情、気分別に紹介】

“ヒヤヒヤドキドキしたい”ときにおすすめのホラー小説5選

十三番目の人格(ペルソナ)―ISOLA

読んでみて

人間の仄暗い欲望や狂気を描かせたら天下一品の貴志祐介。彼のデビュー作『十三番目の人格(ペルソナ)―ISOLA』は、阪神淡路大震災を題材にしたホラー小説です。2000年には木村佳乃の主演で『ISOLA 多重人格少女』のタイトルで映画化されています。

人の心が読める主人公・賀茂由香里は、阪神淡路大震災の災害ボランティアに参加したとき、12もの人格を抱える少女・森谷千尋に出会います。ところが震災後、千尋には凶暴な13番目の人格「ISOLA」が芽生えていました。街では彼女にかかわった人物の不審死が相次いでいて…単なるサイコホラーでは終わらないのがこの作品の凄さです。

みんなのレビュー

一気に読んだ。心理に関する説明に虚実が上手くミックスされているのだろうか、起こりうる事実として捉えてしまう。心の在り方は自身の演出の上にある。都合のいいように記憶を少し加工するのだろう。

引用元:読書メーター

新装版 シャイニング

読んでみて

『スタンド・バイ・ミー』『ショーシャンクの空に』など、数々の映画原作で知られるアメリカの巨匠・スティーブン・キング。彼の書く小説は「モダン・ホラー」と呼ばれ、現代社会の暗い部分や他人の不条理から来る恐怖を描いています。ここでご紹介する『シャイニング』もそのような作品の1つです。

舞台はコロラド州のロッキー山にあるオーバールックホテル。冬の間は閉ざされてしまうこのホテルに、一冬の管理人として小説家希望のジャックと妻のウェンディ、息子のダニーがやってきます。しばらく過ごすうちにジャックはこのホテルに「取り込まれ」ていき…1980年にはスタンリー・キューブリックが映画化し、こちらも「ホラー映画の偉大な古典」といわれています。

みんなのレビュー

映像を想起させる文章は絶品で、これだけ不気味さを表現しているのはすごい、と思う。過去が現在に浮き上がってくる、思念、怨念のようなものを濃厚だけど、どこかコミカルさも残しながら、テンポよく描いている。一気に読み切ってしまった。流石巨匠という感じ。

引用元:読書メーター

よもつひらさか

読んでみて

2013年に惜しまれながら亡くなってしまった今邑彩。ミステリーやホラーを多く手がける小説家です。その彼女の最高傑作と名高いのがこの短編集『よもつひらさか』です。

幽霊などが登場するオカルト的な怖さのある作品から、「いちばん怖いのは人間」と言い切れてしまうような作品まで、12編が収録されています。表題作の「よもつひらさか」は、60歳すぎの主人公が娘に会いに地方の田舎町にやってくると、そこで出会った青年に自分たちが上っている坂はあの世へと続く「よもつひらさか(黄泉平坂)」である、と言われてしまう話です。大どんでん返しがある作品ではないのですが、終盤へと近づくにつれじわじわと押し寄せてくる不気味さがたまりません。

みんなのレビュー

すごく上質な短編集でした。ぐっと話に引き込まれて、ラストはぞわぞわっと余韻に浸れます。表題作の「よもつひらさか」「穴二つ」「双頭の影」が特に印象に残りましたが、全部面白いです。

引用元:読書メーター

ぼっけぇ、きょうてぇ

読んでみて

小説を書くほか、タレントとしても活躍中の岩井志麻子。強烈なキャラクターをテレビで見かけたこともあるという人も多いのではないでしょうか。その彼女が発表したホラー短編集『ぼっけぇ、きょうてぇ』は、人間の心の内に潜む残酷さや狂気を描いた作品です。

タイトルの「ぼっけぇきょうてぇ」は、岩井の出身地・岡山の方言で「とても怖い」という意味があります。表題作は岡山の遊郭を舞台に、見た目のよくない女郎さんが聞かせる自分の地獄のような身の上話。その話だけでもおぞましいものがありますが、その女郎さんの醜さの秘密が明かされるとき本当に身も凍る思いがします。

みんなのレビュー

魍魎の匣

読んでみて

先にご紹介した2つはどちらも短編集でした。思い切ってすごく長いホラー小説にチャレンジしてみたい!という方におすすめなのが京極夏彦の『魍魎の匣』です。その長さ、文庫本にしてなんと1070ページ。

そのとてつもない長さを一気に読ませてしまう京極の筆力には舌を巻くほかありません。舞台は1952年の東京、14歳の中学生・楠本頼子はクラス1の美少女・柚木加菜子に「私たちは互いの生まれ変わりなんだ」と言われ、友達になります。2人で最終電車に乗って湖を見に行こうと約束するのですが、その日に加菜子は駅のホームから何者かに突き落とされてしまいます…探偵役の拝み家・京極堂の強烈なキャラクターや、さまざまな要因が交錯する巧みなストーリー展開にどんどん引き込まれていく作品です。

みんなのレビュー

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