【悔やまれる】自ら命を絶ってしまった40人の芸能人

第3位：畠山麦

畠山麦さんは、「秘密戦隊ゴレンジャー」のキレンジャー役で人気を博した俳優。彼は1978年7月13日、「特撮最前線」の撮影期間中に首を吊り自殺しました。享年34歳。ゴレンジャーのファンは、特に深い悲しみを受けました。

畠山さんはそれまでも俳優としてドラマに出演していましたが、ゴレンジャーのキレンジャー役が当たり高い評価を受けています。キレンジャー役に対して東映スタッフも高く演技を評価しており、彼のコミカルなキャラクターが番組人気の理由の1つと評価されました。

キレンジャーでブレイクした畠山さんですが、一方でそのイメージの払拭に苦労したようです。作中のキレンジャーは、カレー好きや「動けるデブ」などの強烈なキャラクター性を持ったもの。ゴレンジャー終了後は、レギュラー番組がなく、脇役ばかりで収入の少ない状況が続きました。

自殺する前、畠山さんは特撮最前線という作品の収録。共演者が撮影をクリアする中、畠山さんだけはすぐにOKが出ず時間だけが経過し、精神的に追い詰められていたようです。畠山さんは撮影予定があるも現場に現れず、マネージャーが心配して家に行くと、既に亡くなっていました。

ゴレンジャーと特撮最前線で共演していた誠直也さんは、落ち込む畠山さんに「飲みに行きましょう」と勇気づけていたようです。しかし畠山さんの撮影が終わらなかったために飲むのを諦め先に帰宅、翌日自殺したことを知ってつらかったと誠さんはインタビューで答えています。