【悔やまれる】自ら命を絶ってしまった30人の芸能人

第16位：上島竜兵

上島竜兵は、お笑いトリオ「ダチョウ倶楽部」の大ボケ担当。彼は2022年5月11日、中野区の自宅で意識を失った状態で倒れているところを妻に発見され、搬送されたものの死亡が確認されました。享年61歳。首を吊っていたため、自殺と断定されています。

自殺の原因は不明なものの、あらぬ方向で批判を浴びたのが有吉弘行です。彼は同年1月のラジオで上島竜兵に、志村さん寂しくて『竜ちゃん寂しいよ』って天国で呼んでるんじゃないですか？」と発言。この発言が、上島竜兵の自殺は「有吉のせい」と一部の層が指摘しました。

上島竜兵は身体を張ったギャグが有名ですが、実はナイーブな性格です。ただ有吉弘行と上島竜兵は長年の戦友。「2人の関係性を分かっていない」との指摘する声もあり、有吉弘行の発言で上島竜兵が亡くなったとは言えません。

上島竜兵を追い詰めていたのは、おそらく孤独感や閉塞感。コロナ禍で友人と会う機会が減ったこと、師匠である志村けんをコロナで失ったことも大きかったとされます。5月14日に行われた葬儀では、多くの仲間が集まっており、本当の上島竜兵は実際には孤独ではありませんでした。

第15位：藤木孝

藤木孝は、2003年の映画「ナイチンゲールではなく」で紀伊國屋演劇賞を受賞した俳優です。彼は2020年9月20日、中野区の一軒家を改装したアパートの2階で首吊り自殺をしました。享年80歳。藤木孝の遺体を発見したのは、様子を見にきた息子でした。

遺書には「役者として続けていく自信がない」と書かれており、彼が人知れず悩んでいた事がわかります。藤木孝の自殺の1週間前には芦名星、更に1週間後には竹内結子も亡くなり、メディアは自殺を連鎖させないよう呼びかけを行っています。

晩年は藤木孝は木造のアパートに住んでいたものの、近所の人はその事に気づいていません。ご近所トラブルもなく、平穏に暮らしていたように見えましたが、実は心の中に大きな闇を抱えていたのです。

最も、藤木孝の仕事が激減していたわけではありません。ドラマにも出演しており、翌年にミュージカルの出演も決まっていました。年齢的にも現役の引退を考えても良い頃。彼はアパートの一室で、一体何を考えて自殺したのでしょうか。