10位:福島悪魔祓い事件 – 1995年
1995年に福島県で自称・祈祷師の江藤幸子が、除霊行為と称して6名を殺害した事件です。犯人は1994〜1995年の一年間に、「狐が憑いている」と言い、信者に悪魔祓いとして殴る、蹴るといった暴行を加えていました。
そして信者の親族が犯人の家から信者を救い出し入院させたことにより事件が発覚。警察が踏み込んだところ、6名の白骨化した信者の遺体が発見されました。現場を知る人は、
「現場に入った捜査員の人から聞いたんですよ。玄関を開けたら、嗅いだことがないような臭いがしたんですって。それだけじゃなくて、床一面に蛆虫が這っていたそうです」
といった有様だったといいます。犯人は信者たちをマインドコントロールし、奇妙な共同生活を送っており暴力を振るう行為は明らかなサイコパスです。江藤は死刑が確定し、2012年に戦後10人目の死刑が執行されました。
9位:尼崎事件 – 2012年
2012年に兵庫県尼崎市で発覚した連続殺人死体遺棄事件です。犯人の角田美代子は少なくとも1987年から25年以上もの間、血縁関係がないものを含めて疑似家族を築きながら共同生活を営んでいました。主犯の角田は、様々な人間をマインドコントロールしていきながら、6名を監禁・暴行し殺害しています。
事件の逮捕者は17名にも及びました。何故このような悲惨な事件が起きたかというと以下のような方式が成り立つといいます。
優しさ・しつこさ・難癖 → 恫喝 → (虐待 → 無力化)n ✕ 断絶化
HONZ「尼崎事件、支配・服従の心理」
→ 心理的支配・ロボット化
角田は強力なマインドコントロールの中、肉親の命さえ奪わせていったといいます。恐ろしい方程式に、異常さを感じる事件です。
1位がインパクト弱いかな…なぜあれで1位なのか!?とにかくサイコパスの人にだけは殺されたくないですね(・・;)