ダンボの異変

「でも、ダンボの世話が…」
ベッドの上で、私は心配でたまりませんでした。ダンボは今まで、私以外の人間から餌をもらうことを拒否していたからです。
マイクさんが代わりに世話をしてくれることになりましたが、私の心は動物園にありました。
「ダンボ、ごめんね。少しだけ待っていて」
病室の窓から空を見上げながら、私は祈るような気持ちでつぶやきました。
衝撃の事実

2日目の夕方、マイクさんが病院にお見舞いに来てくれました。でも、その表情は暗く、言いにくそうに口を開きました。
「エミリー…実は、ダンボの様子がおかしいんだ」
「どうしたんですか?」
「餌を…全然食べないんだよ」
私の心臓が止まりそうになりました。