毎日の小さな挑戦

最初の1週間は、マイクさんが私の研修につきっきりでした。
「餌はこうやって檻の向こうに投げ入れるんだ。絶対に手を伸ばしちゃダメだよ」
ダンボの食事は、リンゴ、ニンジン、干し草、そして象用の固形飼料。毎日200キロ近い量を食べるのですが、私たちが近くにいる間は、決して食べようとしません。
ダンボの食事

「人間が見ている前で食事をするのは、彼にとって危険な行為なんだ」マイクさんが説明してくれました。「野生動物にとって、食事中は最も無防備な時間だからね」
でも私は、毎朝決まった時間に椅子に座り、ダンボに話しかけることを続けました。