今日という日

今朝も、いつものようにダンボに挨拶をしました。
「おはよう、ダンボ。今日も素敵な一日になりそうね」
ダンボは嬉しそうに鼻を振って、「Good morning, Emily」と言っているかのようでした。
ルナとベラも元気に朝の運動をしています。
この平和な光景を見ていると、心が温かくなります。
10年前、人間を信じることができなかった象が、今では家族に囲まれて幸せそうにしている。
これほど美しい物語があるでしょうか。
読者の皆さんへのメッセージ

この物語を最後まで読んでくださった皆さんに、心からお伝えしたいことがあります。
人も動物も、そして全ての生き物は、愛されることを求めています。
時には、心に深い傷を負って、他者を信じることができなくなってしまうことがあります。でも、諦めないでください。
真心を込めて接し続けることで、必ず心は通じ合います。
それは、一日では起こらないかもしれません。一ヶ月、一年、時には十年以上かかることもあります。
でも、待つ価値があります。
なぜなら、一度築かれた真の信頼関係は、何にも代えがたい宝物だからです。
もし今、皆さんの周りに心を閉ざしている誰かがいたら、どうか見放さないでください。
その人(その子、その動物)なりのペースで、きっと心を開いてくれる日が来ます。
ダンボが私に教えてくれたように、愛は時間をかけて育てるものです。
そして、その愛は必ず、相手に届きます。